この日はホテルをチェックアウトし、近くの Mission San Juan Capistrano‎ へ。
ここはスペインのカトリック教会がカリフォルニア州）への宣教活動と
そのために建てられた２１ある伝道所のひとつ。
ミッション（伝道所）は主に先住民族への布教を行い、西洋式の文化、
生活風習を学ばせ、そのような環境を与えたり農業、酪農、
産業技術のノウハウを教えていたりしていた。
ここは、歴史などにあまり興味がない母でも景色が綺麗、
建物等も趣があるため気に入ってくれるのではないかと思い案内することにした。




母は思った通り、こちらの施設内の庭や花などを熱心に写真に収めていたが、
私は花よりも手がかからない放っておいても育つサボテンなどのほうが好き（笑）。
花を育てるというのが苦手なんです・・・


当時の生活様式などを集めた展示物。
ネイティブ文化に興味ある私は、このような部分に興味を持ち、
母のような人間らしい温かい感性はどうやら持ち合わせていないようだ。


きっと母のカメラに写されているものと、私のとで比較したら
同じ場所を旅行したとは思えないぐらい違いがあるのかもしれない。
こちらは古いオルガン。
初期の頃のリードオルガンだろうか？
ちゃんと鍵盤の前にストップ（音色を変えるもの）が付いている。



敷地内の回廊のようなものの中央にはちょっとした庭が・・・



ミッションというだけあって、ちゃんとこのような礼拝所もある。



古いものであろうが、カトリックの教会などへ行くとその装飾などの豪華さに目を見張る。
時々思うのだが、宗教というものが芸術を更に高める、
よりよいものを捜索させていたのではないかと。
日本にしても寺の装飾？や仏像といい、教会などのステンドグラスや
礼拝所の彫り物などなど・・・
音楽もしかり・・・


石を積み重ねて作られたミッションの大聖堂の一部。
どれだけの期間、そしてどれだけの人員を用いて作られたのだろう。
神に対する崇拝意識でやるもの、強制されてやるもの、双方がいただろうが、
相当な重労働だったに違いない。



写真に小さな人影が写っている。
そこからこの遺跡化した大聖堂の大きさを想像することができるだろうが、
ここは敷地内のごく一部。またこのミッションはカリフォルニアに建てられた
２１あるミッションの１つ。
スペインの影響力、財力、当時は相当のものだったのだと改めて感じさせられる。

Mission San Juan Capistrano‎
26801 Ortega Hwy,
San Juan Capistrano, CA 92675
(949) 234-1300





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