この日はまたまたプランテーションに宿泊。
プランテーションの名は「Hopson Plantation」
プランテーションの名は「Hopson Plantation」
プランテーションといって想像するのが豪邸。
でもここにはギリシャ様式やらビクトリア様式などと言ったような豪邸の姿はない。
でもここにはギリシャ様式やらビクトリア様式などと言ったような豪邸の姿はない。
伝説のクロスロードから南に5マイルほどのところにあるのね。
プランテーション入り口の交差点、一応国道49号線が交わっているんだけど
この景色の方が「悪魔と取引した」交差点に見えなくもないよね。
ところどころに廃屋なのか、納屋なのかこんな建物も・・・
この景色の方が「悪魔と取引した」交差点に見えなくもないよね。
ところどころに廃屋なのか、納屋なのかこんな建物も・・・
で、ホテルがあると思われる住所にたどり着くとこんな建物が・・・
一応「Hopson」って書いてあるところをみると間違えてはいない様子。
フロントと思わしきところに入るとそこはガラクタ屋敷のよう・・・
フロントと思わしきところに入るとそこはガラクタ屋敷のよう・・・
陽気な白人のお兄ちゃんがキツ~~イ南部訛りでお出迎え。
お部屋の鍵をもらって自分たちのお部屋へGO!!
そのとき母はなんやら不安そうな表情。
お部屋の鍵をもらって自分たちのお部屋へGO!!
そのとき母はなんやら不安そうな表情。
それもそのはず!!
敷地内に並んでいるのはこんな建物なんだから・・・
敷地内に並んでいるのはこんな建物なんだから・・・
「今日もプランテーションに泊まるって言ったのにここなの??」
ハイ!!私たちがこの日お世話になるお部屋はこちら~~♪
Shack Up Innではハネムーナーに人気のお部屋だそう(汗)
ボロ屋・・・
ボロ屋・・・
でもね、このボロ屋、ただのボロ屋じゃありません!
実はこの「お屋敷」は当時の小作人の家を移築してきたものなの!!
実はこの「お屋敷」は当時の小作人の家を移築してきたものなの!!
南部では20世紀に入り奴隷が解放された。
奴隷たちは一見自由を手に入れたように思えるが、実際は解放されただけで
資産なんかなにもないわけである。
で、彼らはシェアクロッパー(小作人)になった。
奴隷たちは一見自由を手に入れたように思えるが、実際は解放されただけで
資産なんかなにもないわけである。
で、彼らはシェアクロッパー(小作人)になった。
奴隷から小作人、言葉からイメージすると条件も少しは良くなったかに思えるけど
実はそうでもなかったらしい。
奴隷はオーナーの所有物とされていたわけだけど、その分住居や食事は与えられていたんだよね。
ついでにお仕事をする際にも、農具やらなにやらはオーナーの所有物を使用するわけで
給料なんかはなかったかもしれないけれど、生活の保障はあったという。
実はそうでもなかったらしい。
奴隷はオーナーの所有物とされていたわけだけど、その分住居や食事は与えられていたんだよね。
ついでにお仕事をする際にも、農具やらなにやらはオーナーの所有物を使用するわけで
給料なんかはなかったかもしれないけれど、生活の保障はあったという。
その一方で「小作人」はプランターの土地を1年耕作するとかという契約を結ぶ。
収穫時には地主と利益を分け合う・・・だからシェアクロッパー。
農機具だって自前、収入は収穫にあわせての出来高制。
農閑期には収入がないわけだから前借が必要になったりするわけ。
収穫時には地主と利益を分け合う・・・だからシェアクロッパー。
農機具だって自前、収入は収穫にあわせての出来高制。
農閑期には収入がないわけだから前借が必要になったりするわけ。
買い物だって地主が経営するお店でして「ツケ」でモノを買う。
穀物価格の変動やら天候・害虫問題なども絡んで決して余裕のある生活なんかできなかったのだ。
穀物価格の変動やら天候・害虫問題なども絡んで決して余裕のある生活なんかできなかったのだ。
その当時の面影を残しているのがこのHopson Plantation。
このような家のスタイルを「ショットガン・シャック」と言うそう。
ショットガン一発で家を貫通してしまうという意味があるという。
この「Shack Up Inn」はそこから名前を取ったという。
このような家のスタイルを「ショットガン・シャック」と言うそう。
ショットガン一発で家を貫通してしまうという意味があるという。
この「Shack Up Inn」はそこから名前を取ったという。
で、お部屋の中は・・・というと
これが意外にもクーラーがガンガン効いてるし、キッチンもダイニングもちゃんとしてるし
インテリアにはちょっとレトロなものが置いてあって結構居心地が良かったりする(笑)
テレビはわざと昔の「ガチャガチャ・チャンネル」のテレビ。
しかもテレビは映らず・・・ テレビのスイッチを入れるとケーブル放送から
デルタブルースが流れるだけ。
でもビデオデッキが備えられていて、フロントにあるたくさんのビデオを借りてきて
見ることは可能。
インテリアにはちょっとレトロなものが置いてあって結構居心地が良かったりする(笑)
テレビはわざと昔の「ガチャガチャ・チャンネル」のテレビ。
しかもテレビは映らず・・・ テレビのスイッチを入れるとケーブル放送から
デルタブルースが流れるだけ。
でもビデオデッキが備えられていて、フロントにあるたくさんのビデオを借りてきて
見ることは可能。
でも実際にこの家で家族が何人も一緒に住んでいたと思うと厳しいね。
夕刻になると外からギターやらブルースハープを奏でる音が聞こえる。
外にでてみると目の前に納屋だったような建物が・・・
そこは半分がイベント会場になり、ライブなどが催されるらしい。
半分は宿泊施設で学生などのグループがよく泊まるという。
外にでてみると目の前に納屋だったような建物が・・・
そこは半分がイベント会場になり、ライブなどが催されるらしい。
半分は宿泊施設で学生などのグループがよく泊まるという。
またこんなものも・・・
これはボトルツリーといわれるもの。
ブードゥー教では魔よけとして使われるのだとか・・・
ブードゥー教では魔よけとして使われるのだとか・・・
この宿泊施設、ブルースの聖地クラークスデールにあることもあってか
ブルース好きな人、ミュージシャンなどが結構集まったり
ここに長期滞在して作曲をする・・・なんて人も多いらしい。
ブルース好きな人、ミュージシャンなどが結構集まったり
ここに長期滞在して作曲をする・・・なんて人も多いらしい。
夜になって庭先のデッキで涼んでいたら、お隣のお部屋のご夫婦が声を掛けてきた。
50代後半のご夫婦。テキサスからハーレーに乗って来たと言う。
この宿泊施設に泊まってメンフィスまで行くのが好きで何度も訪れているという。
他の宿泊客も夜になると庭先のデッキに出てきて、各々ギターを弾いたり
お隣と歓談したり、庭で犬や子供と遊ぶ人たちもいる。
50代後半のご夫婦。テキサスからハーレーに乗って来たと言う。
この宿泊施設に泊まってメンフィスまで行くのが好きで何度も訪れているという。
他の宿泊客も夜になると庭先のデッキに出てきて、各々ギターを弾いたり
お隣と歓談したり、庭で犬や子供と遊ぶ人たちもいる。
南部を旅行して、豪華なお屋敷に宿泊するのもいいけれど
こうやって別の視点からプランテーションを体験するのも面白い。
ここでもまたアメリカの「光と影」を体験した気分だった。
こうやって別の視点からプランテーションを体験するのも面白い。
ここでもまたアメリカの「光と影」を体験した気分だった。
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