パンケーキやワッフルにかけたりするメイプルシロップ。
琥珀色した風味香り豊かなシロップ。
世界のメイプルシロップの80%はカナダ産だが、カナダにほど近いこのバーモント州は
アメリカ一の生産量を誇るメイプルシロップの産地。
周囲にはたくさんのメイプルファームがあるらしい。
「どうせならファームに行ってそこのシロップが欲しいわね~」
お土産にメイプルシロップを買うんだと張り切っていた母がこう言い出した。
しかし殆どのメイプルシロップは私達のドライブルートから外れた郊外の山奥にある様子。
「州都モントピリアに寄るならその直ぐそばにあるファームがあるよ!」
観光案内所にいたおじいさんに相談するとひとつのメイプルファームのパンフレットを取り出し、
地図を広げながら行き方を教えてくれた。
州議事堂を後にして小さなダウンタウンを抜け、山側に車を走らせると
すぐにMorse Farmという名前のメイプルファームがあった。
こんな景色だけど、ダウンタウンからは車で5分もかからない。
こちらは Sugar Shack と呼ばれるメイプルシロップを精製する小屋。
メープルシロップの収穫は主に Sugar Bush などと言われる
サトウカエデの木立の中で行われる。
サトウカエデの樹液を集めて Sugar Shack と呼ばれる小屋の中で沸騰させ濃縮させる。
樹種としては砂糖楓 (sugar maple) が最もよく知られており、
これから作られたメープルシロップの量・品質が高い。
その他、クロカエデ (black maple)、アメリカハナノキ (red maple)、ギンカエデ (silver maple)、
シロスジカエデ (striped maple)、アメリカヤマモミジ (mountain maple)、
ノルウェーカエデ (Norway maple) など、日本ではあまりなじみのないカエデ類からも
生産されている。
樹液は、2–4月の春先、寒暖の差が最も大きくなる季節に、
直径 30 センチメートル以上の木に小穴をあけて採取される。
採取の時期は気候によって異なる。2%–2.5% の糖分が含まれ、季節によって異なるが、
1本の木から約 40–80 リットル採れる。(Wikipediaより)
メープルシロップにはいくつかの等級がある。
一番早い時期に取れたものは色も薄くて軽い味わい。
徐々に色が濃くなり、味も比例して濃くなっていく。
このファームではそれぞれの等級のものを試食でき、小さなお土産サイズのボトルから
1ガロンのボトルまでいろんな大きさのボトルが売られている。
ちなみにこちらのお店での等級基準は以下の通り。
Vermont Fancy Grade
delightfully delicious,
the pale golden color of a late winter's afternoon,
maple syrup at its finest.
Grade A Medium Amber
distinctive in taste, and golden in color
Grade A Dark Amber
rich and mellow, with full maple flavor
Grade B
full bodied and hearty, the cook's favorite.
メイプルシロップはカロリーや脂肪分が少なく、カルシウム・カリウム・鉄分などのミネラル成分、
そしてビタミンB2・B5・B6、そしてナイアシンを含んだ上に、
独特の香りにはストレス解消効果もあるといい、一般的にシロップの琥珀色が薄いものほど
高級とされており、濃いものほどお菓子の原料や加工用にしようされるという。
試食をした感じでは薄いものはとてもあっさり、サラッとした食感。
濃いものは少しクドイと思うほどの濃さだった。
母はお友達などへのお土産としてたくさん購入、私は自分用にいくつか購入。
しかし、いくらプラスチック製のボトルのものを選んだとはいえ、かなりの重さが・・・
まだ私達の旅は始まったばかり。今後荷物だって増えてくる上に移動もある。
さてこの荷物、どうしよう??
Morse Farm
(802) 223-2740
1168 County Rd, Montpelier, VT 05602
www.morsefarm.com
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